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2011.04.01 18:39|福島原発事故
原発は「トイレなきマンション」といわれ続けてきた。
「夢の燃料」も最終的には「高レベル放射性廃棄物」となり何万年も管理し続けなければならない。日々生み出される膨大な放射性廃棄物、いずれは廃炉になる原発そのものも巨大な放射性廃棄物だ。
処理方法も決まっていない。どれだけ費用がかかるかもわからない膨大な放射性廃棄物が増え続けている。
その現実が露呈することを恐れて、ひたすら先延ばしにするために、使用済み燃料は再処理して使うという建前で「廃棄物」から「資源」に化けさせて六ヶ所に運び込み、とりあえず先延ばし。天寿を全うしたはずの原発も無理やり寿命延長で先延ばし・・。

東海原発1号機が日本初の廃炉作業に入ったとたん、ちっぽけな原発にもかかわらず発生する膨大な量の放射性廃棄物の処理に行き詰って何をしたか。「基準」を変更、汚染レベルの裾きりで「放射性廃棄物」の相当量を「一般廃棄物」にしてしまったのである。

一番簡単な被曝対策、今度も福島で行われている手段、それは基準を変えればいいのである。今までだめだったものが一瞬でOKになる!汚染されたコンクリート片も「ただちに支障があるレベルではない」ので道路舗装とかに有効活用される。原発のPR資料に必ず書かれているとおり、「放射能はあなたの身近にいつもあるもの、怖くはありません。」というわけだ。

大気内核実験によって撒き散らされ、今も身の回りに存在するプルトニウムやストロンチウムが今や「平常値」として平然と語られるように、見えない、検証できない放射性物質による汚染は、徐々にレベルアップしながら「平常値」となっていく。
「腐海」と共生せざるを得ない「風の谷のナウシカ」の世界が訪れる。

この事態になってようやくマスメディアも、福島を葬るのに何十年もかかる上、どうすれば良いのか全くわからない実情を遠慮がちに報じ始めた。
福島の場合、事故によってはるかに困難が増したことは確かだが、無事天寿を全うしたとしても基本的には同じことだということに、多くの国民は気づくだろうか。
地震列島の上に林立する巨大な放射性廃棄物と化した原発の廃墟群をイメージできるだろうか。

政治家たちもマスコミも、口をそろえて「年金財政の負担を次世代に負わせてはならない」とおっしゃる。そのとおりだろう。しかし、金でけりがつく、政治が決断すれば1世代でけりがつくだろう年金問題を声高に言うなら、金でけりのつけようもない、何万年もの世代への膨大な核のごみの押し付けをなぜ問わないのか!なぜ問えないのか!

NHKの優れたドキュメンタリー「日本はなぜ戦争へと向かったのか(4)」が資料と証言で明らかにしたところによると、軍部を含めて当時の国家の指導部の誰一人として日米開戦を望んだものはいなかったが、誰もが決断の責任を回避することに汲々としている間に追い詰められ、最後は「時間稼ぎができる」という理由で開戦を正当化していったということだ。
そうとも知らず(知ろうともせず?)、大本営発表の真珠湾やインパールの戦果に狂喜し、あげく国土と大切な多くの人々を焼き尽くされるまで、「秩序正しく律儀に懸命」であり続けた日本人。ほんとに都合の悪いことは起きないことにして目をつぶり、直面してしまうと思考停止で場当たり対応に終止する指導者たち。
日本という国、国民の姿、国家の体質は、原子力政策をめぐる現在に、そのまま引き継がれていると思わずにはいられない。
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