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原発震災ーー国民みんなの責任?

2011.04.08 20:18|福島原発事故
恐れていた、そして多くの人が警告していた「原発震災」がついに現実となってしまった。
3.11・・この日を境に、私たちは違う世界に生きることになったのだ。放射能との共存を強いられる世界に。

ところで、こういう事態になると決まって言われるのが、こういう政策を決めた政府は国民が選挙で選んだのだから、あるいはみんな原発の電気を使ってきたのだから、国民みんなに責任があるのだ・・という説。
ちょっと待ってくれ!と言いたい。こうした思考法は日本人が好きな、陥りやすい、ある意味では麗しく愛すべき日本人的思考法ではあるが、しかし、やはり間違っている!

「国民」と十羽一からげに言われるが、たとえば、何十年も電力の卑劣な立地工作に抗して、時には親族関係や地域コミュニティーをずたずたにされながらも子々孫々のためにと血のにじむような闘いを続けている建設予定地の人々がいる。既にある原発の一つ一つには、そんな闘いにもかかわらず造られてしまい共存を強いられてしまった無数の人々の無念がある。
また、そうした人々とともに、時にはさまざまな妨害や誹謗中傷も受けながら、原発反対を訴え、新規建設をやめさせようと奮闘しつづけてきた、し続けている市民たちが全国にいる。
さらに、故高木仁三郎さん、故久米三四郎さんに代表されるように、生涯をかけて人々に原子力の危険性、それに依存することの愚かさ、他の選択肢があることを訴え続けた良心的科学者や知識人がおられる。勿論、今も、大方の「学者」「知識人」が原発問題は「なにかやばい」と見て自己保身からタブー視する中で、そうしたことを省みず勇気ある発言、研究、献身的な活動をされている学者、知識人も少なくない。
あるいは、自ら声をあげられないまでも、原子力は嫌だと考えている無数の人々がいる。
一方で、こうした人々の真摯な指摘や警告をすべて無視し、都合の悪いことは「ありえない」あるいは「無視しうる」と地震列島に核施設を林立させてきた電力会社、その「経済的」メリット、ありていに言えば銭金に目がくらみ原発万歳を叫び続けてきた政財界、学者、そのちょうちん記事を書き続けてきたメディア、何も考えず広告塔をやってきた芸能人などなど・・。中にはこの事態を横に見ながら「割り切らなければ原発なんて造れない」と平然と言い放つA級戦犯というべき恥知らずな人物までいる。
それをすべて「国民」と十羽一からげにして、抽象的な政治ルールの帰結として、「国民が選んだからみんなの責任」と言うことで、それぞれの本当の責任をうやむやにする思考法は絶対に間違っている!
それは、戦後の「一億総懺悔」論によって、いまだにこの国が真摯な戦争責任の解明をできないでいることと同じ誤りだ。

なにより、国民は、ただの一度も原子力政策について意思を問われたことはない。
原子力にかかわる事柄は、原子力村、というより「原子力帝国」という方がふさわしいほど強固で根深い勢力によってほとんどすべての意思決定がなされており、政治家達もお飾り程度にしか関与できていないのが実態だ。それを間単に「選んだ国民の責任」と言われてはたまらない。そういう実態を許してきたのも国民が選んだ政治だから、という論理は一応成り立つとしても、それは現実の社会=娑婆世界のありようを無視した机上の空論だろう。

「原発の電気を使ってきた」という点について言えば、原発の危険性に気づいてきた少なくない人々の立場から言わせてもらえば、電気は不要だなどと誰も主張していない。ただ、原子力で電気を作る愚は止めるべきだといってきたのだ。原子力以外の選択肢がないかのごとく宣伝し、押し付けられてきたのであり、使った君も責任があるなどとは言わせない。
むしろ貴重なエネルギーである電気を電気でなくてもよい用途、典型的にはもっとも非効率な熱源としての利用にまで使わせて大量消費による利潤追求をしてきたのが電力会社である。口先で「省エネを」とおためごかしを言いながら補助金まで付けてオール電化をあおりたて需要開拓に躍起になってきたのが電力会社である。
再生可能エネルギーを広げようとする努力を送電線への接続のハードルを上げ、あらゆる口実で妨害し続けているのも電力会社とそれと癒着した経産省の官僚たちである。
そういう実態を抜きにして、「君たちも原発の電気を使っているのだから同罪だよ」などとは言わせない!
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