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今度こそ負けないために・・

2011.12.30 11:06|脱原発
雑誌「世界」1月号の、細川元首相のインタビュー記事「政権は脱原発に舵をとれ」を読んで、政治家というものの認識のレベルと、それを踏まえた運動ということについてを改めて考えさせられた。

元首相はこんなことを言っている。
「私はいままで原発について、不勉強だった故に、原子力の平和利用について、さして疑問も抱かぬままに原発を容認してきました。必要悪として、それなくしてエネルギーも環境も効果をあげ得ないと思い込んできたからです。しかし、東日本大震災で、原発容認の非を悟り、脱原発に改宗しました。地震の脅威について改めて学ぶとともに、この地震列島においては、原発が制御不能な不完全なシステムであるということをしっかり学習したからです。」

細川氏といえば、政治家の中でも教養人の部類だろうし、「お殿様」として、人脈的にも資金的にもあくせくする必要もなく、利権やしがらみとは比較的自由な立場の政治家であったろうと推測する。
その人物にして、こと原発に関しては、まるで無関心な市井のおばちゃん、オッチャンレベルの認識であったというのだ。
細川氏が、福島事故を目の当たりにしてようやく気付いたのは結構だが、現職議員たちの多くは、政争や利権や票田やに目を奪われがちで、いまだに目が覚めていないように見える。

すでにスリーマイル事故を機にヨーロッパでは原発問題が政治上の大きな課題となっており、さらにチェルノブイリ以後は日本国内でも脱原発の運動が大きなうねりを見せてもいた。事実上「報道管制」下のごとき福島以後と違って、当時はマスコミも全国各地での市民運動について関心をもって報道もしていたし、地震の問題もエネルギー問題も含めて原発問題の書籍も店頭にあふれ、色眼鏡なしにちょっと目を向ければ、原発必要論の虚構やその危険性に容易に気づくことができたはずだ。
そうした世界の動きも、民の声も、政治家たちの目にも耳にもまったく届いていなかったわけだ。

その後、市民運動の波に驚き危機感を持った原子力村による、徹底した世論工作、封じ込めが功を奏してマスコミは沈黙し、政治家は洗脳あるいは利権、票権づけにされて、書店の店頭からも原発が消えた。
その挙句のフクシマである。

今ふたたび書店の店頭に脱原発情報があふれ、マスメディアもおっかなびっくり方向転換し始めたかに見える。
しかし、今は表向き息をひそめている原子力村は、前にもまして危機感を深めて工作を進めていることは間違いない。
私たちの側が、チェルノブイリ以後の運動の欠点を真剣にとらえなおさなければ、再び元の木阿弥になりかねない。すでににその兆候は、野田政権の誕生以後の動きの中顕著に見え始めている。

私たちにかけていた点、その一つが政治家へのアプローチの弱さだ。
河野太郎氏は、「集会やデモをいくらしても政治家は『一部の左翼連中がまた騒いでいる』くらいにしか思っていない・・・きちんと地元の政治家と直接話をしないとだめだ」という趣旨のことを常々言っている。
細川氏の冒頭の発言で、河野氏の言うことの重要さを改めて思った。
街頭行動や署名やイベントや、次第に仲間内だけになりがちな学習会やで私たちが疲れ切ってしまうほど頑張っても、多くの政治家は目もくれず、その間に、原子力村は政治家、官僚、学者、マスメディアといった権力中枢を封じ込めていったのだ。

もう一つの私たちの弱点克服の課題
それは、飯田哲也氏が強調するように「『二元対立』姿勢からの脱却」だろうと思う。
これについては別項で。

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