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無反省、責任転嫁、原子力村復権の旗振り 安倍首相

2013.07.17 10:44|脱原発
安倍首相は未だにデマで福島事故の重大化を菅元首相のせいにし、東電や原子力ムラ、そして地震列島に54基もの原発を作ってきた自民党自身の責任は露ほども感じていないらしい。
彼は当時国会で「菅首相が海水注入を遅らせた」と追及し、菅たたきの口火を切ったが、これはデマで、東電幹部が勝手に憶測しただけだったこと、事実海水注入は本社の指示を無視して続けられていたことは、国会事故調報告や関係者の証言等で明らかになっている。しかも、安倍氏にそのデマを吹き込んだのが、急速に脱原発に舵を切る菅首相に危機感を持った経産省の幹部だったことも発覚している。
にも関わらず、安倍氏は未だにメルマガで同様のデマを流し続けているそうだ。菅氏が名誉毀損で提訴(7月17日朝日新聞)というのも、自分の事というより事故の実態を歪め、国民の判断を捻じ曲げることを見過ごせないと言うこととしてうなづける。

自分達が原子力ムラと癒着してごり押ししてきた結果招いた原発の大事故、幸運にも民主党政権下で起こったのを幸いに、自分たちの過ちも責任もそしらんぬ顔で、民主党政権に責任をかぶせ、脱原発「依存」でございと二枚舌で国民を欺き、今や原子力ムラの復権の立役者になろうとしている。
(そんな恥知らずな人物が「日本を取り戻す」など、それこそ昔の「武士道」に照らせば噴飯ものだ。)

菅政権の事故対応が褒められたものでなかったことは間違いないが、史上初の巨大地震+巨大津波+原発事故という突然の危機に、一体誰だったら完璧にやれたと言うのか?
菅が怒鳴ったのどうのと枝葉末節、くだらない揚げ足とりをマスコミまでがあげつらったが、そういう個性の菅だからこそ東電本社に乗り込んでまで情報一元化し、東電撤退を阻むことができたのだ。(東電番頭のような安倍政権だったらと思うと背筋が凍る)

当時の政権中枢のインタビューやドキュメンタリーをみれば、後からの批判や評論は何とでもできるし、避難のまずさや被曝基準のデタラメさなど、問題は山ほどあったが、あの晴天の霹靂、突然の国家存亡の危機に、双葉マークの政権にしては本当に良くやったとも思う。
避難対応や基準問題も、実情から言えば多分に実務を仕切った官僚たちの責めに帰すべき点が大きいだろう。

安倍政権による先祖返りぶりを見るにつけ、改めて菅政権が不十分なりに311を教訓化しようとしていたことは、正当に評価し直すべきだと思う。
国家戦略室を中心に「国民的議論」を展開したのも、国民世論をバックに経産省や文科省官僚の抵抗を抑え、なんとか脱原発に方向転換しようということだったろう。
「原発ゼロ」や核燃料サイクル撤退が土壇場で後退したのも、政権の意志というよりむしろ官僚軍の反撃に一歩後退を余儀なくされたと言うのが実態だろう。
政策判断にあたって、曲がりなりにもあれほど徹底して国民の声を聴き、それを公開で進めたのは画期的なことであったが、それも安倍政権になるや、まるでなかったことにされてしまった。

脱原発を求めた市民運動の側は、あまりにナイーブで性急にすぎて、原子力ムラの総力を挙げた抵抗、その先兵たる、政府にとっては獅子身中の虫でもある官僚軍とせめぎ合っていた菅政権の実情への想像力にかけていた。
そのため100点でないことを責めるに熱心すぎて、結果的に菅政権を原子力ムラと市民で挟撃してしまった。

今、規制委員会がズルズルとムラに引きづり込まれつつある。これを批判するのは当然ながら、攻撃一方では、委員会をもっともっと骨抜きにしたい連中と一緒に挟み撃ちして潰してい、同じ轍を踏むことになる。批判しつつも支えるという両面作戦の姿勢で、したたかに見ていかねばならないと思う。


[主な参考文献]
 「国会事故調査委員会報告」
 「メルトダウン」 大鹿靖明 講談社
 「東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと」 菅直人 幻冬舎新書
 「叩かれても言わねばならないこと」 枝野幸男 東洋経済
 「プロメテウスの罠」 朝日新聞特別報道部
 「共謀者たち」 河野太郎 牧野洋 講談社

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